昨日階段を踏み外して転び、顔面(右頬)、右肩、右足の脛を打ち、痛くて右腕が殆ど動かせずに上げる事も出来ないという50代女性で、一週間後に踊りに出席しなければならないので、腕が上がらなければ困るという。
打撲している肩は、外傷もなく、外見上は正常な状態と全く変化がないので、病院に行っても治療方法がないと思って来院されました。
骨に異常を起こす迄も強く打っていないけれど、右腕が使えず、服の脱衣がし難くて車も運転が出来ない状態。
昨夜の施術に続いて2度目の施術を行うと、恐る恐るではあるものの、ゆっくりと腕を真上にまで上げる事が出来るようになりました。
肩関節や関節の動き方に異常はなく、右腕の動作時の痛みは打撲によるものと思われます。
一般に打撲による痛みをその場で軽減するのは難しいと考えられていますが、自然形体療法では座位、仰臥位等、違う姿勢での腕の上げ下げ時のどの角度で
痛みが強く発生するかを詳しく調べて、確実に軽減させて行きます。
強打して内出血のために昨夜は広く青あざになっていた右足の脛は、昨夜上部の筋肉の緊張を和らげて血液とリンパの流れを改善する施術を行ったので、今日は青あざは薄く晴れも少し引いていました。
その後毎日来院され、施術を受ける度に痛みが軽減して行き、合計6回の施術でほぼ問題なく普通に腕を上げ下げして、不自由なく使えるようになり、勿論明日の踊りには問題なく出席出来ます。
単なる打撲でも、強く打ち込んでいると痛みはいつまでも続き、長い時には一年以上も残っている場合も少なくありません。
不注意で打ち付けてしまった場合には、出来るだけ早めの治療をお勧めします。