筋肉と骨を繋いで関節を曲げる助けをする腱は、腱鞘という組織で覆われています。この組織があるために手足は滑らかに動くのですが、その腱と腱鞘の両方に炎症が起きるのが腱鞘炎で、手指、手首、足首などによく起きますが、全身の腱、腱鞘のある全ての部分で起きても不思議ではありません。
原因は関節の使い過ぎや手指の外傷、リウマチなどといわれていて、腱と腱鞘が腫れて痛み、関節の運動が妨げられます。
病院では消炎鎮痛剤を使用したり温熱療法などをして、副腎皮質ホルモンを投与する場合もあるようですが、結果が思わしくない場合には手術も行なわれています。
自然形体療法では、病院で腱鞘炎と診断されても大部分の人が腱と腱鞘の炎症が原因でなく、原因は別の所にある事などから本当の腱鞘炎を含めその原因を改善すると、殆どの場合はその場で痛みが消えてなくなってしまいます。