股関節が痛くて病院での診断では、大腿骨頭が擦り減っているのが原因なので、手術をして人工関節に交換しない限り治らないといわれている40代女性。
『人工関節に交換したくない』『手術をしたくない』との事でご主人と一緒に来院されました。
本当に股関節の大腿骨頭が擦り減っていて痛みが出ているとしても、原因は歩き過ぎや使い過ぎではないので、取り敢えず何処がどう痛むのか確かめると、膝を曲げて足を持ち上げた姿勢で実際に痛みが出る場所は股関節ではなく鼠頸部(そけいぶ)でした。
これには驚きました。
病院は股関節が痛くも悪くもないのに、切り取って金属の人工関節に交換する手術を勧めているのですから。
医師の先生が患者さんの痛みのある場所も触れて確かめないような診断しかしない現状ではこのような誤診で悪くもない股関節を人工関節に交換されているケースが沢山あるのでしょう。
鼠頸部の痛みの治療はホンの10分程度で終わりました。
これには本人もビックリ!
絶対に手術をしない限り治らないと宣告されていた傷みが僅か10分程度の治療で消えてしまったのですから。
更に違和感のあった膝の曲げ伸ばしも違和感なくスムーズに行えるようになり、脚の動きが軽くなり、実際に治療を行った方の大腿は明らかに細く変化しています。
その後異常のない方も同様に行い、両脚共に細くなりました。
勿論股関節に対する治療は全く行っていないので、脚の付け根の痛みが股関節の大腿骨頭が擦り減っている為に生じているという病院の診断が間違いである事に納得されました。