一般にカラダのバランスをとって運動をコントロールする大脳基底核の黒質線条体に病変がおきて正常に動かなくなるものと考えられています。
神経伝達物質のドーパミンが不足して神経間の連絡に障害がおきる為ですが、その原因はわかっていません。
日本では中高年に多く、男女ほぼ同率で発症し、人口10万人に約50人の率で発症するといわれていますが、最近は増加傾向にあり厚生省の難病に指定されています。
初めは疲労感や腕と肩の筋肉痛などがおこり、段々日常の動作が鈍くなり、片方の手が細かく震えて箸が持てなくなります。数年の内にもう片方の手や唇や首なとにも震えが及びます。
歩く時は腰と膝を曲げた前かがみの状態になって、足を引きずって歩く感じになり、つまずきやすくなります。
更に筋の硬直がおきて声が小さくなって無表情になり、頑固な便秘や立ちくらみがおきて、呼びかけにも反応しない軽い精神障害があります。
発症して10年ほどで動けなくなり、パーキンソン病に肺炎や尿路感染症、衰弱などの合併をおこすと死亡してしまいます。
病院では、カラダのこわばりや動きの不自由さにはドーパミン製剤や筋弛緩剤が使用され、症状によっては脳手術が行なわれています。
自然形体療法では、カラダの特定部分の異常が原因と考えていて、その部分の異常を正して行く事により少しずつ改善して行きます。